MAシャーシをチューニング!Part3
こんにちは。今年の冬は寒いですね。作者の住む東北の地は毎年のように厳しい冬が訪れます。すごく寒かったり、「ドカ雪」が降ってみたり...もう大変です。東京では数十年ぶりくらいに雪が降り続いてるみたいですね。ですが、そんな冬でも、ミニ四駆レーサーたちの熱さは変わりません。ストーブの熱と相まって、夏以上に暑いかもしれません。というわけで(無理やりですが)、今回紹介するのは、MAシャーシチューニング第3弾です。フラットコースに特化したチューニングを施しています。
フラットコース特化型マシンを作るために、新しくMA蛍光カラーシャーシセット オレンジを買いました。ところで、マシンを作るときは、フラットコース向けと立体コース向けのマシンは別々に作りましょう。ひとつのシャーシで両方対応できるもの(例えばMSのフレキシブルシャーシ)もありますが、基本的に1つのマシンだけで両方のコースを攻略するには、セッティングを出すのがとても大変です。別々にマシンを作り、それぞれでセッティングを詰めていくほうが速くなりやすいです。
それではチューニング内容を見てみましょう。まずはシャーシ本体です。
主な改造点は2つです。1つ目は、電池が入る部分の削り落とし、いわゆる「電池落とし」です。かなり大きく削っていますが、電池自体が落ちてしまうことはありません。これにより大幅な軽量化に成功しました。2つ目は、リアバンパーを根元から切り落とした点です。こちらも「電池落とし」同様、大きく軽量化できます。フラットコースで最も怖いのは、剛性不足によるローラー角度の変化、「スラスト抜け」です。特にフロントはシャーシの剛性が足りないと「スラスト抜け」を起こしやすく、カーボンパーツによる補強が難しいので、バンパーは切り落としていません。しかし、リアはカーボンパーツによる補強がしやすく、カーボンプレートだけでも十分な強度を得られるので、バンパーを切り落とすことで少しでもマシンを軽くします。
次はフロントを見てみましょう。ローラーは9mm、これを、MAシャーシ ファーストトライパーツセットに付属するFRPと、1.5mmカーボンの二枚板に取り付けています。前でも書いたように、フラットコースではフロントの剛性が重要となるので、FRPやカーボンの1枚板ではなく、2枚重ねて使用しました。
バンパーの下についているのはアンダースタビヘッドセットです。コーナリング時、特にウェーブでのマシンの傾きを下から防ぎます。
コーナリング中にマシンが傾くとコースアウトしやすくなるので、ローラーの高さを変えたりスタビヘッドを付けるなりして、マシンが傾きにくくなるようにしましょう。
続いてリアも見ていきます。19mmプラリング付アルミベアリングローラーを使用しました。高い回転精度と摩擦の少なさがポイントです。ただし、摩擦が少ない分ウェーブなどではじかれやすいので、19mmオールアルミベアリングローラー
もおすすめです。こちらはプラリング型に比べてコース外壁にあたる面積が大きく、摩擦は少し大きくなりますが安定性は向上します。また、リアプレートは待望のカーボンリヤステー(3mm)
を投入しました。補強用に1.5mmの直カーボンを取り付けています。
...「あれ、ボディはどう取り付けよう??」一応Aパーツであるモーター・ギヤカバーにあけてある2つのビス穴を使用してもよいのですが、コースアウト時に割れてしまったので、ボディを取り付ける部分を新たに作りました。
使用したのは直FRP2本と、ボールリンクマスダンパーセットについてくるFRPプレートです。簡易取り付け部のため、何も考えずに作りましたが、これを発展させる形で、フロント部分に接続してさらなる剛性アップを目指す予定です。
2018年は、ミニ四駆「第3次ブーム」の真っ只中です。そんな中で、「これからミニ四駆を始める!」という人や、「またミニ四駆をやってみようかな」という人が多くいると思います。作者は、このサイトを通じて、そんな人たちがミニ四駆を楽しめるような、チューニング情報や小技、知識を紹介していきたいと思っています。一人でも多くの人たちにミニ四駆の楽しさをお伝えするために、これからもサイトを作り続けますので、どうぞよろしくお願いします。今回のチューニング紹介は以上です。