MAシャーシをチューニング!Ver1(基本編)
今回は、MAシャーシのチューニングに挑戦してみました。使用したマシンは、フェスタジョーヌです。
MAシャーシの強みは、なんといっても「安定性」です。モーター、電池がシャーシのほぼ中央にあり、重心が前後に偏らないため、特にジャンプ台やレーンチェンジの多いテクニカルコースに向いています。が、今回はあえてスピードコース向きのチューニングをしてみました。おそらくこれが基本チューニングとなりますので、「MAシャーシを買ってみたけど、何をするべきかわからない!」という方は、ぜひ参考にしていってください。
まずはシャーシ中央部から見ていきましょう。
電池ボックスの底の部分をくりぬいてみました。やはりミニ四駆に軽量化は欠かせないので、不要な部分を削っていくことで軽くしています。モーターカバーは意外と分厚いですね。この辺はもう少し軽くできそうです。
続いてフロント部分です。
シンプルにまとめました。FRPマルチワイドステーに、9mmボールベアリングローラーのセットです。あまり補強をしなくてもFRPはめったに折れないので、4か所止めで十分だと思います。対してビスは曲がることが多々あるので、ステンレスでできたものを使いましょう。しかし、いくら強度の高いステンレスといえども、コースアウトで壁に激突すればさすがに曲がります。作者もこれで10本近くのステンレスビスを使用不能にしました。
お次はリア周りです。
ローラーは19mmプラリング付きアルミベアリングローラー、プレートはスーパーX用のリアプレートです。ローラーの高さは、フロントとリアのローラーを頂点とする三角形が、二等辺三角形もしくは直角三角形となるようにしています。
1枚目は今回チューンしたMAシャーシ、2枚目は製作中のMSシャーシです。(このMSシャーシはリアをフレキ仕様にしているため若干傾いています。)このようにすると、コースアウトしづらく速いといわれています。しかし、厳密な三角形にするよりは、実際にコースを走らせて最もコースアウトしづらい仕様をつくるほうが良いと思います。
モーターは、マッハダッシュモーターPROを使用しています。回転数が高く、小径タイヤとの相性が良いといわれています。主に立体セクションの少ないスピードコースに適しているモーターです。
ギアは、3.5:1超速ギアです。
緑のギアをよーく見てみると、ワッシャーが1枚入っているのがわかると思います。これは、駆動時にギアが左右に動いて異音がするのを避けるために入れています。1枚であればほとんど抵抗にならないので、ギアの音に悩まされている場合はぜひやってみてください。
専用の520ベアリングに、フッ素コートされたシャフトを使用しています。
車軸は、丸穴ボールベアリングを使用しています。
比較的安価で、使いやすいです。しかし、「もっといいものがほしい!」という方は、AOパーツの620ベアリングを使いましょう。高価ですが、効果はバツグンです。
以上で今回のチューニング紹介は終わりです。ここで紹介した内容が、少しでも役立つとうれしいです。今後このMAシャーシを再チューンする機会がありましたら、また紹介したいと思います。では今回はこの辺で。最後まで閲覧ありがとうございました。